過剰なSEO対策-スパム行為

ホームページがサイトを巡回しているクローラーの評価によって決まっていることは説明しましたが、このクローラーに「検索順位を不正な方法で上位に表示させている」と認識されてしまうと極端に順位が下がったり、最悪の場合インデックスされなくなってしまいます。ここでいう「不正な方法」が俗に言う「スパム行為」であり、言い方を変えれば「検索エンジンを騙す方法」とも言えます。このページでは、クローラーに不正な方法と認識される代表的なスパム行為についてご紹介します。

スパム行為の発覚

スパム行為は手口がチープなものから高度なプログラムを使った物まで様々あるので、検索エンジンを提供している企業はスパム行為に対して非常に 敏感です。そのため、検索エンジン用のスパム行為をはじめとした新手のスパム行為をいち早く発見するためのプログラムとして、スパムを見つける スパムフィルター」の開発に日夜尽力しています。発見されるスパム行為の多くはクローラーがサイトを巡回する際に搭載されたスパムフィルターによるもので、発見された場合はスパム行為を施しているサイトにはペナルティ(罰)が下されます。

スパム行為に対するペナルティとは?

スパム行為を施しているとクローラーに判断されると、今まで上位にあったものでも極端に(それこそ100位以下)検索順位が下ったり、 最悪の場合は検索結果から除外されるといったペナルティが下される可能性もあります。yahooやgoogleなどの検索エンジンそれぞれにに「スパムポリシー」としてペナルティとなる基準が決められていますが、(検索エンジン対策を考える方もいるので)詳細は明確になっておらず、基準それ自体もクローラーの分析アルゴリズムと同じように変化しています。

スパム行為:テキストを色で隠す

一番単純なスパム行為がこの「テキストを色で隠す行為」です。具体的に説明すると、背景色が白のホームページでメインコンテンツ以外の所にクローラーが検索しやすくなるようなキーワード、例えばテレビゲームに関するホームページであれば「PS2,PS3,ゲーム,ゲームソフト」といった関連性のあるキーワードを閲覧者に見えないように羅列するという方法です。ページの背景色と同じ色で有れば閲覧者は確認できませんが、HTMLソースを読み込むクローラーはしっかりと認識しています。今では背景色と同じ色のテキストをスパムとして認識するようになっているので、注意しましょう。

スパム行為:リダイレクト(javascript)

ロボット型検索エンジンはその性質上、JavaScriptによってリンクが記述されているときちんとリンクを辿ることができません。このロボット型検索エンジンの弱点とも言うべき「JavaScriptが理解できない」という点を逆手にとり、閲覧者が検索エンジンからミラーサイトなどのダミーホームページに訪れた時、強制的に任意のページに自動転送(リダイレクト)する行為があります。これももちろんスパム行為です。しかし、現在のクローラーの分析アルゴリズムは改良が施され、ほんの一瞬だけ表示されるような転送ページなどはデータベースとしてキャッシュされないように対策がされています。リダイレクト行為の多くは、今まで作っていたホームページを閉鎖して別のドメインに移転した際などに利用されているので、 別ページへ自動転送されるまでの時間を、それこそ1秒程度のような極端に短い時間でさえなければ特に問題はないとされています。

ドアウェイページ

ドアウェイとは英語の「Doorway」そのままの意味で「入り口」を指します。メインサイトとしているホームページ以外のドメインを数個用意しておき、メインサイトへ誘導を目的とした入り口(Doorway)サイトを作る行為のことです。 ドアウェイサイトかどうかという判断については、ホームページの構造(HTMLソース)で判定されます。 ウェブサイトには通常、左側や右側、または下部にナビゲーションメニューやメインコンテンツなど多くのリンクが用意されている場合が多いのですが、ドアウェイサイトの場合、メインとなるウェブサイトへ誘導することを目的としているリンクばかりが見つかるので発覚されやすいようです。

スパム行為:クローキング

クローキングを英語訳すると「おおい隠すもの・偽装・口実」といったものが出てきますが、スパム行為においても同様に覆い隠すという意味になります。クローキングとは、IPアドレスやユーザーエージェントなどを使用してサイト閲覧者がブラウザで見ているのか、それとも検索エンジン用のロボットなのかを判別して、それぞれに対応した別々のhtmlソースを閲覧させる行為を指します。 これは、閲覧者がInternet ExplolerやFire Foxなどのブラウザでアクセスしてきた時には通常のHTMLソースを見せて、 クローラーがサイトにアクセスしてきた場合は、検索キーワードにヒットしやすいようにキーワードばかりを組み込んだフレーズをキャッシュさせるようにするという非常に悪質なスパム行為となります。

スパム行為:リンクファーム

自分のサイトと関係性のあるリンクを多く張っていると、それだけクローラーに「効果が高いリンク」として評価されて検索順位を上位に表示させることができますが、この被リンク行為を逆手にとってリンク効果を上げるためだけに貼られた相互リンク集のことをリンクファームと言います。 サイト運営者が他の関連サイトに直接赴いて紹介や推薦といった形で、言うなれば自然発生的に生まれたリンクであれば全然問題はないのですが、自然発生的にあり得ない形で貼られているリンクが形成されていると「リンクファーム」としてクローラーに判断されることになります。

スタッフィング

スタッフィングとは英語の「Stuffing」で、日本語にすると「詰め込む」ことを意味します。 検索エンジンにヒットしやすくするため、ソースコードに入れたメタタグにごく小さい透過画像を配置し、画像の説明であるalt属性にページ名やコンテンツとはまったく関連性のないキーワードを入れる方法がこのスタッフィングです。小さい画像なので汎用ブラウザでは見えことを利用した、悪質なサイトに多く見られるスパム行為となっています。